2位に津田さんがつけるのも見慣れたといえば見慣れた結果
牙城を崩すべく頑張ってはいるのでしょうが如何せん差が凄い
と、次の第二レース
もうザーーーっとね
ウエットになりましたね
そして牙城が…
それでも表彰台に乗り続ける過ごさね
以下スズキ公式
2016年9月25日
全日本ロードレース選手権 第8戦 スーパーバイクレース in 岡山
場所:岡山県・岡山国際サーキット
全日本ロードレース選手権 第8戦 スーパーバイクレース in 岡山
場所:岡山県・岡山国際サーキット
津田拓也、第1レースを2位でフィニッシュ
オートポリスのレースが熊本地震の影響から中止となったため、レース数減少をカバーしようと、今回の大会ではJSB1000クラスに関して2レース行うこととされた。そのため、通常は金曜から走行がスタートされるのだが、今回は特別に木曜からセッションが設けられることになった。週末は好天が予想されていたためドライでの走行機会を増やしたいところだったが、木曜は終日雨となり、金曜午前中まで雨が降り続いてしまった。
金曜日のART合同テストは津田が1'29.483で総合2番手に付け、好調を維持していることをアピール。加賀山が1'30.181で5番手、今野が1'30.957で9番手と上位に続いた。
土曜日の予選はノックアウト方式が採用された。これは、最初に40分間のQ1が行われ、レース1のスターティンググリッドを決定。さらに上位10名が15分間のQ2に進み、レース2のトップ10グリッドを決める。Q1で津田は3番手、加賀山8番手でそれぞれQ2へ進出。今野もQ2を目指したかったが、マシントラブルが発生してしまい、スペアマシンでこのセッションを走行したことから思うようにタイムを上げられず、12番手ともう一歩でこれを果たせなかった。Q2で津田はさらにタイムアップを果たし、2番グリッドを獲得。加賀山もタイムを上げて7番グリッドからレース2に臨むこととなった。
土曜午後に行われるレース1は路面温度も50度近くまで上がり、予選時よりも約10度ほど高い状況の中で行われることになった。レースがスタートし、1コーナーへ津田3番手、加賀山4番手で入っていく。4台での2位争いの中に加わった津田は予選での速さを活かし、レース中盤でこのグループの前に出ると、そのままこの位置をキープし2位でゴール。加賀山は最初の3ラップを1'30秒台でラップしたが、そこからペースが上がらず、順位も落としてしまい12位。今野は決勝で使ったのがメインマシンではないことから、バイクの状態に走りを合わせながらの走行となってしまった。それでも安定して1'31秒台でのラップを見せ、着実にポジションを上げていって9位フィニッシュを果たした。
日曜日は朝から曇り空となり、雨雲が近付いてくる中でタイムスケジュールを消化する展開となった。日曜日最初のレースとなったJ-GP3クラスはドライで行われたが、それ以降のクラスはすべてウエットコンディションとなってしまった。しかも、JSB1000クラスのサイティングラップ開始直前に強い雨が降ってきたことからスタートはディレイされ、急遽ライダーミーティングが行われて今後の進行に関する説明がされるような、予断を許さないコンディションとなってしまった。一度正式なスタート進行が行われていることから、次のスタートは赤旗中断と同じ再スタート手順となり、30秒間だけ開かれたピットロード出口からウォームアップランを1周し、そのままグリッドについてスタートとなる。雨粒は大きくなっていく中で、第2レースはスタートされた。このウォームアップ走行で加賀山は痛恨の転倒。すぐにマシンを起こしてグリッドに付けたものの、序盤はこの影響から思うようにタイムを上げられない展開となってしまった。また雨が強くならないと読んだ津田はヘビーレインとなったコンディションで思うようにペースを上げられず、1周目9位、3周目13位と大きくポジションダウンしてしまう。また今野も雨の変化を読み切れず、序盤から中盤にかけて12位前後の走行となってしまう。結局、今野10位、加賀山12位、津田14位でそれぞれフィニッシュとなった。
スタート直前に雨が降ってきてしまい、ディレイされたJ-GP2クラスだったが、本格的な降り方を見せないことから、ウエットレース宣言されながらもスリックタイヤで行われる難しいレースとなった。9周目あたりから降りが激しくなり、上位陣が次々と転倒。このため赤旗が出される波乱の展開となったが、生形秀之が安定して上位を走り、3位でフィニッシュとなった。ランキングトップを走る浦本はリスクを避けた走りを見せ、5位でゴール。長尾は周回が進むに連れて順位を上げ、10位でフィニッシュした。
ヨシムラスズキシェルアドバンス 津田 拓也(第1レース 2位、第2レース 14位)
「第1レースはスタート直後のペースアップが課題であるのは分かっていたのでそこに集中していたのですが、今回もうまくそこをマネージメントできませんでした。ですが2位グループに追い付いてその前に出てフィニッシュすることはできたので、その点は評価できると思います。第2レースは完全に雨を読み間違えました。雨は強くならないと読んだのですが、ピットロード出口が開いている間にタイヤ交換するのは不可能で、ピットスタートは避けたかったのでそのまま行ってしまったのですが、結果的にはそこで決断すべきだったのかもしれません。」
ヨシムラスズキシェルアドバンス 加藤 陽平 監督
「事前テストから調子は良く、レース1はそれを証明することができたと思います。レースウイークに入ってさらにレベルアップしようといろいろとトライしたのですが、より良い状態にもっていくことはできず、結果として中須賀選手との差を詰めるところまでには至りませんでした。レース2は雨の予報があったので、様々なシミュレーションをして準備はしていたのですが、最後の最後、どれを選ぶのかというところで良いチョイスができませんでした。ライダー、アドバイザー、そして自分といるので、皆の意見を短い時間でまとめ、決めきるというのが今日は難しかったですね。私が今まで経験したことのない非常にレアな状況だったので、そういう意味では良い経験をさせてもらいました。とても残念で悔いの残るレースとなってしまいました。」
Team KAGAYAMA 加賀山 就臣(第1レース 12位、第2レース 12位)
「事前テストから調子が良く、それはレースウイークに入っても変わらず、それが予選タイムに反映されていたと思います。期待して臨んだレース1だったのですが、路面温度が上がったことでレンジが少しずれてしまったのか、3周目あたりからマシンのバランスが大きく崩れ、終盤はコース上にとどまるだけで精一杯の状態となってしまいました。それはレース2も同様で、路面コンディションに対してマシンのバランスが取りきれず、コース上にとどまるだけで精一杯でした。そんな状況だったのですが、二つのレースでポイントが取れたのは不幸中の幸いです。最終戦の鈴鹿は良いドライのデータが取れていますし、盛り返せると思います。今年はスポンサーさんに結果で恩返しができていないのですがしっかり仕切り直しし、良いレースをしたいと思います。」
Team KAGAYAMA 斉藤 雅彦 監督
「路面コンディションに対して合わせきれませんでした。テスト、予選ととても良い流れで、我々も決勝は期待していたのですが、まったく良いところを見せられませんでした。最終戦は8耐で良いデータも取れていますし、今年の集大成をお見せしたいと思っています。」
MotoMap SUPPLY 今野 由寛(第1レース 9位、第2レース 10位)
「事前テストからレースウイークに入って好調で、自己ベスト近辺をずっと維持することができていたのですが、予選でメインカーにトラブルが出てしまい、使っていないスペアマシンでその後のセッションは走ることになってしまいました。その調整に予選時間を使ってしまったのですが、そんな中ではまずまずのレースができたと思います。第2レースは雨の量を読み間違えてしまい、小雨用セットだったので難しかったです。でも完走できましたし、そこは評価したいと思います。最終戦鈴鹿は良いデータが取れていますし、8耐以降、タイヤもさらに進化しているのでとても楽しみです。」
MotoMap SUPPLY 愛知 靖史 監督
「メインマシンにトラブルが出てしまい、そこまで良い流れだったので、ちょっとそこは残念でした。そんな状況でもライダーが落ち着いてしっかりと対応してくれたので、結果が残せてホッとしています。第2レースは雨を読み間違えてしまい、ライダーに申し訳なく思います。もう少しコンディション変化に対する予測もしていかないといけないことを痛感させられました。」
エスパルスドリームレーシング 生形 秀之(J-GP2クラス 3位)
「前回のレースで久々に勝ち、そのモチベーションを維持することがどれくらい難しいか、それを痛感させられる今回のレースまでのインターバルでした。レースは何回か転びそうになって、最終的には赤旗が出る直前に最終コーナーで転んでしまったのですが、かなり難しい状況でした。非常に良い状態で今回のレースウイークも進めることができましたし、最終戦も良いレースができる手応えがあります。引き続き勝利目指して頑張ります。」
Team KAGAYAMA 浦本 修充(J-GP2クラス 5位)
「調子はとても良かったですし、ドライなら違ったレースができたと思うのですが、微妙な雨の降り方の中での決勝になってしまったので、ミスをしないよう、それだけを注意しました。回りでどんどん転んでいくし、自分が転んだらここまで積み上げてきたモノをすべて失うことになりかねないので、チャンピオンシップを重視しました。5位という結果は納得できるものではありませんが、日本GP、そして最終戦といい流れにして、鈴鹿で今年の集大成を見せられればと考えています。」
1 | 中須賀 克行 | ヤマハ | 36'01.585 |
2 | 津田 拓也 | ヨシムラスズキシェルアドバンス | +13.078 |
3 | 渡辺 一樹 | カワサキ | +13.784 |
4 | 野左根 航汰 | ヤマハ | +16.441 |
5 | 高橋 巧 | ホンダ | +17.640 |
9 | 今野 由寛 | MotoMap SUPPLY | +47.320 |
12 | 加賀山 就臣 | Team KAGAYAMA | +1'03.808 |
1 | 山口 辰也 | ホンダ | 39'12.313 |
2 | 高橋 巧 | ホンダ | +35.920 |
3 | 中須賀 克行 | ヤマハ | +48.097 |
4 | 高橋 裕紀 | ホンダ | +1'02.527 |
5 | 武石 伸也 | BMW | +1'13.087 |
10 | 今野 由寛 | MotoMap SUPPLY | +1'46.160 |
12 | 加賀山 就臣 | Team KAGAYAMA | +1Lap |
14 | 津田 拓也 | ヨシムラスズキシェルアドバンス | +1Lap |
1 | 作本 輝介 | ホンダ | 15'45.245 |
2 | 水野 涼 | ホンダ | +0.110 |
3 | 生形 秀之 | エスパルスドリームレーシング | +1.386 |
4 | 関口 太郎 | ホンダ | +4.312 |
5 | 浦本 修充 | Team KAGAYAMA | +11.106 |
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